一軍の舞台で5年目の成長を見せた。ソフトバンクのカーター・スチュワート投手(23)が18日の阪神戦(甲子園)に今季初登板初先発し、6回途中までを6安打2四球無失点に抑える快投を見せた。

 直球は自己最速の160キロをマーク。自慢の剛球で阪神打線をねじ伏せた。8三振を奪った。プロ初勝利こそならなかったが、次回登板への期待も高まる投球だった。

「最初は緊張もありましたが、とにかく1球、1球、悔いのないように投げ切ろうと思っていた。しっかりできたと思います」と手応えを口にした。

 2018年に米ドラフトでブレーブスから1巡目(全体8位)指名を受けながら入団せず、翌2019年のシーズン途中にソフトバンクに入団した。

 ただ、決して順風満帆だったわけではない。一軍デビューした2021年は11試合で0勝2敗、防御率6・08。昨季は不振のため一軍登板はなかった。契約5年目。着実なステップアップを遂げてきた。ついに真価を発揮した。

「自分が日本に来た時は、精神的にも肉体的にも、まだいろんな意味でも幼かったと思う。肉体的にはすぐに成長できると思うが、精神面、考え方の面で、素晴らしいコーチ、チームメートに恵まれた。その中でお互いに信じ合って、いろんなことを教えてもらいながら…。教えてもらうことに対して、自分に信じられる心、気持ちが出てきたところから、いい方向に進んできたと思う。これからもそういう気持ちを持っていきたい」

 ついに一軍で爪痕を残した。勝負はここからだ。自らの成長について周囲への感謝を口にするとともに、さらなる活躍を誓っていた。