V奪回の救世主となるか。ソフトバンクがキューバのレジェンドであるアルフレド・デスパイネ外野手(36)の再獲得に向けて動いている。
現在、ガルビス、アストゥディーヨ、ホーキンスと助っ人野手3選手を擁しているものの、いずれも0本塁打と厳しい成績になっている。和製打線で何とかなってはいるが…。チーム内からも「極端な話、ここ一番で本塁打か三振かでいい。今は何とかなっていても夏場以降に厳しい状況になりかねない」と一振りで流れを変えられる外国人選手の存在を待望する声が出ていた。
その点、デスパイネは年齢を重ねてきて故障がちとなっているものの、計算が立つ上に勝負強さもウリだ。昨年オフの段階でも残留論を推す声もあったほど。長距離砲タイプのホーキンスの獲得にともない契約を打ち切ったが、そもそも「何か(有事が)あった際には」(球団フロント)と緊急時の「最後の切り札」としても挙げられていた。
昨季は打率2割6分9厘、14本塁打、40打点。故障もあり出遅れたが、8月以降は51試合で打率2割9分1厘、9本塁打、32打点と存在感を発揮した。
デメリットとしてDHを必要とする点がある。藤本監督は昨季守備でのケガもあった主砲・柳田を「3分の1はDHに」との考えをおり、近藤、栗原も含めてシーズンを完走させるための〝半休枠〟と位置付けている。この点が「DH専門」となるデスパイネを一度切った理由でもあった。実際、柳田はここまでDHでは19試合に出場し、その際は打率3割6分2厘、4本塁打、12打点をマークしている。
ただ、V奪回が至上命令となっているシーズン。ここまで来れば現場首脳陣としてもデスパイネだと計算できるメリットは大きい。現在の戦力に関して指揮官は〝代打の切り札〟の不足も口にするところ。昨季のオリックスとのCSファイナルステージ最終戦でも、山崎颯から一時は起死回生となる一発を放つなど、デスパイネの集中力の高さは折り紙付きだ。
周囲との兼ね合いも含めてDH+代打の切り札としての起用となれば〝急場〟をしのぐためには最適な存在か。












