救世主候補は〝テスト不合格〟となった。ソフトバンクの藤本博史監督(58)が、中継ぎ強化策として一軍昇格を検討していたカーター・スチュワート投手(22)の先発からの転向プランを却下した。

 チームは勝ちパターンを担う嘉弥真、藤井が先月末に新型コロナに感染して戦線離脱。フル回転していた又吉も8日の試合で右足を骨折してリリーフ陣の台所事情がひっ迫している。手薄となった中継ぎの陣容を厚くするため、二軍で先発調整していたスチュワートがウエスタン・中日戦で連投テストに臨んでいた。だが、13日は1回2四球を出して2失点、14日は1回無失点も1四球だった。

 指揮官は投球内容を見て「ちょっとしんどい。コントロールがね。球が全部浮いている状態だった。二軍の方で試してくれたんだけど、小久保監督から『ちょっとしんどいかな』と報告をもらっているんで、先発に戻します」と判断。最速158キロの角度ある真っすぐを投げ込む右腕に白羽の矢を立てたが、冷静にジャッジした。

 なお、藤本監督は新型コロナに感染してファームで調整していた甲斐と野村勇を16日のロッテ戦から一軍に昇格させることを決断。野手は貴重な戦力が戦線に戻ってくる。