阪神は16日の西武戦(甲子園)に0―1で零封負けを喫し、交流戦初優勝を目の前で許した。
先発・才木浩人投手は6回6安打1失点の粘投も、打線の援護に恵まれず今季4敗目。この日は1番に熊谷を置くなど打線の奮起を図ったが、最後までつながりを欠いた。
藤川球児監督は打順について「1番から8番、9番も含めて固定しているチームがあるのか他球団も見てもらえればわかる。タイガースだけでなく、他球団を見ても、固めることが最適な時もあれば、動かさなければいけない時ももちろんある」と説明。その上で「私たちはタイガースが勝てるためにベストを尽くす。それだけです」と力を込めた。
7番で出場したドラフト1位ルーキー・立石正広内野手は4打数4三振。7回一死一、三塁の好機で凡退すると目に涙を浮かべる場面もあった。指揮官は「先人たちも言いますけど、何番に入ってもチャンスで回ってくる。一番重要なことは、タイガースの中でしっかり活躍できる選手になっていくこと」と強調。
「心を強く、体を強く。キャンプもなかなか遅れてきた状態ですから。体力的なところもあって、1年間通して進めていかなければいけない。チームとしては毎日勝たなければいけないというところ」と成長過程の若虎を思いやった。
一方で、7回に登板した工藤は1イニングを9球で3者連続三振に仕留めるイマキュレートイニングを達成。敗戦の中で光った快投となったが、指揮官は浮かれることはなかった。
「これだけの舞台で活躍していくには、すぐに結果が出る選手もいるし、時間をかけながら、もまれながら成長していく選手もいる。必ずみんな壁はある。活躍した後も、また違う壁がある。今日は今日ですけど、うまく進み出したと手放しで言えることはない。まだまだ始まったばかりです」
この日の黒星で交流戦18試合制が導入されて以降、球団ワースト記録となる12敗目。残り1試合、17日の楽天戦で〝不名誉記録〟を止められるか。












