巨人・戸郷翔征投手(26)がいよいよ復活を遂げ、完全無欠の無双モードに突入しそうだ。
開幕はまさかの二軍スタートとなり、今季初勝利を挙げたのは5月19日のヤクルト戦(いわき)。7回無失点と好投して以降は、同27日のソフトバンク戦(東京ドーム)で7回1失点、そして今月10日の楽天戦(楽天モバイル)では134球の熱投で完封勝利を挙げるとともに、自己最多の14奪三振も記録した。
充実した交流戦を過ごしただけに、戸郷自身も19日からのリーグ戦再開を前に「感覚的にもすごく良くなってきています。すごくいい気持ちで同リーグとの対戦に入れるっていうのは事実かなと思います」と確かな手応えを口にしている。
さらに感覚だけではなく、明るい兆しもあるという。チーム関係者は5月に〝復活星〟を挙げた直後の右腕について「結果だけ見れば十分な内容だし、並の若手選手だったら絶賛されるけど、本来の戸郷からすると出力はまだまだですよ」と指摘。「逆に言えば、その状態でこれだけ結果を出せているんだから、状態がもっと上がれば、2年前に見せた戸郷らしい投球になることは間違いない」と復調に太鼓判を押す。
出力が上がっていく最中でも、パ・リーグの強力打線を圧倒できた理由は何なのか。別のチーム関係者は「これまで見切られていた変化球でカウントを取れるようになってきたし、武器であるフォークだけでなく、スライダーも有効的に使えているのが大きい。必然的に直球も生きてくるから、その相乗効果はあるね」と分析した。
完全復活へのラストピースとなる「出力」を徐々に取り戻し、結果にも反映されてきた戸郷。チームの首位堅守と2年ぶりのリーグ優勝にも追い風を吹かせそうだ。












