鉄人・小橋建太(56)が、古巣・全日本プロレスにゲキを飛ばした。

 14日に自身のプロデュース興行第8弾「Fortune Dream8」(後楽園ホール)を開催。「みんなが楽しんでくれて、元気を与えられてとてもいい空間でした」と大会を総括した。

 9日に両国で行われた新日本プロレス&全日本&ノアの合同興行「ALL TOGETHER(AT)」は、興行主として意識する部分も。「プロレスで社会に貢献することができたことが素晴らしかった」と評価した。自身も現役時代には東日本大震災チャリティープロレスとして行われた2011年8月の第1回大会と翌年2月の第2回大会に出場。武藤敬司と組み、矢野通、飯塚高史組と対戦した第1回大会の熱戦で、「プロレス大賞」年間最高試合賞(ベストバウト)も受賞した。「ATはみんなを元気にしたい気持ちが作用していい試合につながる。僕もあの時ヒザが悪かったけど、ムーンサルト練習して飛んだもんね」と振り返った。

 一方で、今回のATでは業界の課題も浮き彫りになった。現在プロレス界は「新日本1強」と言われる時代が長く続いている。小橋は「あの時(第1回当時)はそこまで(団体の)差があるわけではなかった。プロレス大賞も新日本だらけになることもなかった。1強を変えないといけない。対抗戦も盛り上がりにくい」と問題視する。

 まずは、古巣の王道マットで起こっている問題を解決することが重要だ。自身も巻いた3冠ヘビー級王座、世界タッグ王座、アジアタッグ王座が他団体に流出。この状況に小橋は「選手たちがどれだけタイトルへの誇りを持っているかが重要。まずはベルトを取り戻さないと」と古巣に奮起を促した。

 さっそく期待を込めたのが青柳優馬だ。この日の試合にも出場し、15日の全日本後楽園大会では宮原健斗と組み、ノアの拳王、征矢組が持つ世界タッグ王座に挑戦する。「青柳選手は体格もいいし、心意気もいい。意地を見せて頑張れ!」とエール。鉄人の期待に応えたいところだ。