また一つの節目を迎えた。巨人が13日の西武戦(東京ドーム)に3―0で勝利。最後は若き守護神・大勢(23)が3点リードの9回を三者凡退に抑え、通算50セーブ(今季13セーブ)とした。プロ2年目ながら不動のクローザーとして君臨。マウンド上ではますます存在感を増しているが、グラウンド外の〝神対応〟でも評価がうなぎ上りとなっていた。

 投打のかみ合った試合をピシャリと締めた。ケガからの復帰初戦となった先発のメンデスが序盤から安定感のある投球を披露し、6回を無失点に抑える好投。打っては3回に岡本和が先制適時二塁打を放てば、4回には丸がバックスクリーンへの9号ソロ、5回には大城卓が技ありのスクイズで3点目を奪取。最後は9回のマウンドに大勢が上がると、2奪三振を含む三者凡退に抑えて勝利を挙げた。

 これでチームは今月初の3連勝&7カードぶりのカード頭勝利となり、大勢にとっては節目のセーブを最高の形で挙げることに成功。当の本人は「(50セーブは)知らなかったです。すみません(笑い)。こんなところで満足せず、もっと高みを目指したいなと思います」とさらなる成長を誓うと、原監督も「この調子でね。20年ぐらいやってほしいね」とご機嫌だった。

 侍ジャパンでも世界一に貢献し、日に日に頼もしさを増す大勢だが、グラウンド外のファンサービスでも周囲を驚かせていた。それは5月26日から行われた甲子園での阪神3連戦での出来事。ライバル球団の敵地での開催となったが、練習後の大勢にサインや写真を求めるべく、関西のG党がフェンス越しに集結していた。

ファンのスマホで自撮りの記念撮影をした大勢(甲子園)
ファンのスマホで自撮りの記念撮影をした大勢(甲子園)

 そんなファンの様子を見た大勢は、老若男女問わず、片っ端からサインや写真に対応。中でも〝神対応〟としてスタンドを沸かせたのが、ファンから手渡されたスマートフォンを預かり、右腕自ら自撮りでシャッターを切った記念撮影だ。これを目撃した先輩投手陣から「さすが、若いだけあってアイデアがすごいよね(笑い)。要望に応じることもエラいし。地元・関西での試合ということもあって、普段なかなか会いに来られないファンのために頑張ってるんだろうけど、マネしようと思っても簡単にはできないですよ」との声が上がっていた。

 結局大勢は3連戦すべてでファンからのサイン&写真に対応。敵地で見せた「皆勤賞」の働きには、ファンからも、そして同僚からも賛辞の拍手が送られていた。