ノアのGHCヘビー級王座戦(4日、東京・両国国技館)へ向け、王者ジェイク・リー(34)と挑戦者の丸藤正道(43)が、丁々発止のやり取りを繰り広げた。

 1日に都内のホテルで行われた公開調印式で、丸藤は「その昔、このノアには大きな選手がたくさんいた。俺はその中でジュニアで戦い、自分のサイズに劣等感があった。そんな中でも大きな選手をどうやって倒してやろうかが楽しみで、結果を残してきた。久々にそのころの気持ちを思い出させてくれる。頭と体をフル回転させ、ジェイク・リーからベルトを奪いたい」と自身のノアでの実績をアピールしつつ、ベルト奪取を予告した。

 一方、V2戦となる王者は「俺が改めてプロレスを見始めたのは丸藤正道がいたから。俺がこの体を武器に戦えるようになったのはつい最近でまだまだ。そんな俺を攻略しようというんだぜ。これ以上の言葉あるかい」と挑戦者を持ち上げつつ「俺を技だけではなく、歴史を知りたい」と言ってのけた。

 丸藤は今年がデビューから25周年の記念イヤー。「何度か言ってるけど…ジェイク・リー、花をもたしてくれ、俺に。8月28日が俺のデビュー記念日なんだ。4日に(ベルトを)取れば、多分その日まで持っていられる。頼むぞ、ジェイク・リー」と、何と観衆の前で持ちかけた。

 ベテランらしい駆け引きにジェイクは苦笑い。「花をもたせるね~。8月28日にお花を渡すじゃダメなのか」と言い返したが、丸藤は「ダメだ! でも、それもくれ」と、すかさずかぶせた。それでもジェイクは「今回のこととは別に、お花をお渡ししましょう。お約束します!」と声を張り上げ、〝ノアの天才〟をけん制した。

 元日決戦からノアに乗り込み、GHC王座を奪って勢いづくジェイクと、ノアの歴史をささえてきた丸藤の頂上決戦は、早くも爆発寸前だった。