巨人が26日の阪神戦(甲子園)に8―4で勝利し今季2度目の3連勝。終盤まで続いた緊迫した展開に原辰徳監督(64)も思わずうなった。

 中盤まで緊迫の試合展開となった。まずは初回に岡本和が2試合連続となる適時打で先制すると、その後の3回にも再び適時打。主砲の快音で打線にも火が付くと、この回一挙4得点で一気にリードを5点差と広げた。

 思わぬ誤算は先発の若きエース戸郷。4回まで被安打1と好投していた右腕だったが、5回に佐藤輝に1号ソロを被弾してから崩れ始め4失点。7回のマウンドに上がったものの、一死から代打・井上に四球を与えたところで降板となった。

 両チーム拮抗したまま迎えた8回一死一、三塁と絶好機でコールされたのは「代打・長野」。千載一遇のチャンスで打席に立った長野は岩貞の投じた4球目を完ぺきに捉えると、打球を左中間スタンドへ。復帰1号となる豪快3ランで勝利を決定付けた。

 最後まで分からない展開だっただけに、原監督は「前半戦はもう忘れました(笑い)。やっぱり拮抗した、5回のタイガースの攻撃というのがね。非常にわれわれもピリッとしたものだったものですから。忘れました」と〝原節〟で回顧。3連勝で借金完済のめども立ってきたが「いや、まだまだ。1日ではまだまだですので。まぁしっかり積み上げて、積み重ねながらね。いきたいと思います」と勝って兜の緒を締めた。

 苦しんだ4月も、徐々に勢いを取り戻した原巨人。ここから巻き返しを図る。