【米マサチューセッツ州ボストン16日(日本時間17日)発】この窮地を救えるのは一人だけだ――。エンゼルスの大谷翔平投手(28)は敵地レッドソックス戦に「3番・DH」で出場し、4打数無安打だった。昨季から続いていた連続試合出塁が「36」で止まった。
らしくない打撃だった。相手先発は右腕ウィットロック。初回二死無走者は外角低めスライダーを打たされて遊ゴロに倒れた。4回先頭はカウント1―1からの3球目、外角低めチェンジアップをバットの先で拾って体勢を崩されながらも振りきった。103・5マイル(約166・5キロ)のライナー性の打球は背走した右翼手が好捕。角度が付いていれば…という当たりだった。
7回先頭は真ん中甘めのスライダーを打ち損じて二ゴロ。中継局のテレビカメラはベンチで悔しがる姿を捉えた。最後の打者となった9回二死無走者は真ん中付近に入ってきたスライダーを仕留められず左飛に倒れた。昨年9月11日から続けてきた連続試合出塁は36で途切れた。
淡泊な試合は今季メジャー最短に並ぶ1時間57分で終了。今季のチームを象徴する寂しい内容だった。とにかく流れが悪く、この3戦はリードを守ることができなかった。しかも、初戦は3失策に暴投、捕逸と守備の乱れで落とし、前夜の第2戦も1イニング2度の打撃妨害が響いた。守れない、逃げ切れない、打てないと今カードここまでの内容は散々だ。今季8敗のうち、7敗が逆転負けだ。
17日午前11時10分(同18日午前0時10分)に行われる4連戦最終戦の先発は大谷。投打の二刀流での出場だ。今季は3試合に投げて無傷の2勝、19イニングで失点はわずか1で、防御率0・47はメジャートップ。24奪三振で安打も2、3、1とほぼ完璧だ。
今季初の東海岸への長距離遠征、寒暖差などで二刀流のコンディションを懸念する声もあるが、ネビン監督は「ショウヘイについては何も心配はしていない。状態もいい」と100%信頼している。
昨年5月5日にフェンウェイ・パークで行われた試合に「3番・投手兼DH」で出場した大谷は投手で7回を6安打無失点、11三振を奪い3勝目をマークした。打者では4打数2安打1打点。8回無死満塁で放った適時打はグリーンモンスターを直撃した。その再現を期待するしかないが、それに応えることができるのが大谷だ。二刀流で日米のファンを驚かせる。












