救世主となるか。中日・石川昂弥内野手(21)が13日、バンテリンドームで行われた一軍練習に合流。フリー打撃では43スイング中、9本の柵越えを放つなど快音を響かせた。

 昨年5月27日のオリックス戦(京セラ)で左ヒザを痛め、7月に左膝前十字靱帯(じんたい)の再建手術に踏み切った。長期間に及ぶリハビリ生活を送ってきたが、6日にウエスタン・リーグのオリックス戦(ナゴヤ球場)で約11か月ぶりに実戦復帰を果たすと、12日の同阪神戦(鳴尾浜)まで5試合で11打数6安打、打率5割4分5厘、2本塁打、4打点と打棒を爆発させた。

 この日、守備ノックでは三塁で軽快な動きを見せて「人工芝であまりやっていなかったので、明日どういう状態になるか分からないが、今のところは何も問題なくやれた」と明るい表情で話す。

 チームは深刻な貧打にあえいで13日現在、3勝7敗でリーグ最下位に低迷。復帰からわずか約1週間で14日の巨人戦(バンテリン)にプロ初の「4番・三塁」でのスタメン起用を立浪監督から明言された右の大砲候補は「4番でも、いつも通りあまり考えることなく、走者がいたら還して、ホームランや打点や長打にこだわってやりたい」ときっぱり。

 その上で「ここまで長かったですが、パワーアップして一軍に戻って活躍するために1年間やってきた。思う存分、暴れたい」と腕をぶした。