近日中に左ヒジの遊離軟骨除去手術を受ける中日・大野雄大投手(34)が夏場の勝負どころでの復帰へ向けて並々ならぬ決意を語った。今季初登板となった4日のヤクルト戦では7回3安打1失点(自責0)と好投しながらも打線の援護がなく黒星。それから突然10日に抹消され、もっかナゴヤ球場でリハビリ中だが、左ヒジの状態や手術を決断した思い、復帰後のプランなどについて現在の胸中に迫った。

 ――左ヒジの状態は

 大野雄 いわゆるネズミです。9日にナゴヤ球場の(室内練習場)ブルペンでピッチングをしていたらロックしてしまった。これは(登板予定だった)11日(広島戦)は投げられないと。翌10日に病院へ行ってMRIを撮ったりした。

 ――ネズミはいつから

 大野雄 実は8年とか10年ぐらい前からあった。毎年オフのメディカルチェックでも判明していたが、オペするかどうかの判断の中で、まだ保存でいけるということでここまで見送ってきた。いろんな人の話を聞いてメスを入れることは、ほんまに最悪の状況に陥った時だけだと思っていた。

 ――ネズミとの付き合いはかなりの長期間に及んだ

 大野雄 野球選手だったら、たぶん誰でもあるぐらいのやつだったので見送ってきた。ただ、特に今年は春のキャンプからあまり良くなくて、なんとか立浪監督とも相談してヒジの状態を見て登板間隔を空けながら、なんとか1年間やれたらというころだったが、初めてロックしてしまって水がたまってしまったので、今回は手術をしないとしょうがないということで決断するしかなかった。今もロックしたままでヒジが伸びない。

 ――10年近くも痛みをよく我慢してきた

 大野雄 正直、今年だけでなく毎年投げ始めとなるキャンプ中はネズミがある人の特有の痛みがずっとあった。だから今年は11月から立ち上げを早くしたりして取り組んできた。今オフには手術をやろうかなと思っていたところでシーズン中にロックしてしまった。

 ――今の気持ちは

 大野雄 開幕してすぐにこんなことになってしまって申し訳ない気持ちだけど、3か月で戻りたい。勝負どころの夏場にチームがいい状況でいてくれることを願っている。3か月は確かに僕にとってもチームにとっても痛いけど、そこで復帰して最後の大事なところで勝ちたい。

 ――チームは開幕ダッシュに失敗して最下位で苦しんでいるが、夏場には…

 大野雄 そんな悪い方向は考えないです。チームもこのままズルズル行くとは思っていない。広島もDeNAも4連敗スタートで今年はヤバいとか言われていたのにもう貯金(12日現在は五分)したりしている。中日だってまだ10試合なのに悲観しててどうするってこと。ナンボでも連勝だってある。

 ――さすがエースはポジティブ

 大野雄 ゆっくりやるつもりもないし、8月の大事な時期に復帰は絶対します!