守護神不在の火事場をどうにか乗り切った。巨人は1日の中日戦(東京ドーム)を2―0で制し、開幕2連敗を阻止した。
特に逆風が吹いたのがブルペン陣だった。コンディション面で不安を抱える不動のクローザー・大勢がこの日はベンチ外。前日の開幕戦は大勢をベンチ入りさせながら〝登板回避〟させた結果、土壇場で逆転負けを食らっただけに投手起用が注目を集めた。試合は僅差のまま終盤に突入。7回までは新助っ人のグリフィンが無失点の快投を演じ、8回はこの日一軍登録されたばかりの田中豊が無失点で抑えた。そして、原辰徳監督(64)が2点リードの9回のマウンドを託したのは鍵谷陽平投手(32)だった。
今季で11年目の右腕は1安打は許したものの、最後はビシエドから空振り三振を奪い、こん身のガッツポーズを決めた。プレッシャーがかかる最終回を託したのは鍵谷の経験に賭けただけでなく「オープン戦のころから非常に上り調子だった」と説明。昨季は故障に苦しんだものの、オープン戦では8試合に登板して無失点だった。
大役を果たした鍵谷は「終盤に投げる可能性があることは分かっていたので、状況を見ながら準備していました。決していい内容の投球ではありませんでしたが、勝ち切れて良かったです」と胸をなでおろした。
原監督によれば、大勢の状態は「昨日とそうそう変わりはしなかった。投げられない人をベンチに入れる余裕はありませんので。明日は明日になってというところ」という。開幕カードの勝ち越しがかかる2日の3戦目に向け、代役守護神に鍵谷の選択肢ができたことは追い風となりそうだ。












