9日の中国戦でWBCでの侍ジャパン初戦を迎えるラーズ・ヌートバー外野手(25=カージナルス)が8日、公式会見に臨んだ。

 ここまで強化試合2試合に「1番・中堅」で出場し8打数3安打(打率3割7分5厘)1打点と好仕上がりのまま本番を迎えるヌートバーは「私にとって日本代表に参加できたことはスーパーエキサイティングであり、素晴らしい機会だと思っている。ここまでの道のりは非常に長いものだったが、非常に良い準備ができたし、明日の開幕戦が楽しみでならない」と語った。

 日系人選手として初めてジャパンのユニホームに袖を通すことに関しては「一言で言えば、夢はかなうということ。明日プレーすれば私自身、そして私の家族の夢がかなう瞬間を迎えることになる。これほどの大きな喜びはない。私のことを受け入れてくれた皆さん、その方々に感謝の思いしか浮かばない。明日が本当に楽しみ」と心境を語った。

 一方で、ペッパーグラインダーポーズで共にチームを盛り上げている大谷翔平投手(28)に対する思いは「私は皆さんと同じ気持ちです。正直に言えば、ファンの一人と同じ。幸せなことに私は彼とチームメートとして練習を見たり、同じ時間を共有できている。本当に彼は素晴らしいアスリート。このような選手は今まで見たことがない。いつでも自然体で接してくれる。『関心』と『感嘆』。その言葉しか浮かばない」と言及した。

 そのパフォーマンスに関しては「ショウヘイといろいろと話をして自分のほうから『カージナルスではこういうポーズがあるんだよ』という会話をした。結果的にホームベースにランナーが還ってきたときに、簡単にできるセレブレーションということで、誰でもまねができるのでそれをやった。非常に簡単だし、多くの人にまねしてもらえている。選手だけでなく、監督、コーチ陣にも受け入れてもらえている。このチームがこういう雰囲気で家族のように感じられるのは、このポーズも含め多くの方に私のやっていることが受け入れられているからだと思っている。居心地のいい時間を過ごせている」と説明した。

 その上で自身の役割については「私たちに求められているのはシンプルに勝利だと思う。勝利のためにまず何ができるか、何をするか。さらにいうと、より高いレベルでの戦いが予想されるので、私がというよりは一人ひとりが与えられた役割を確実にこなすこと。それが勝利につながると信じている」と力強く語った。