永遠の若大将だ。巨人の宮崎春季キャンプが14日に打ち上げ。翌15日からは場所を沖縄に移動し、キャンプ後半戦が16日からスタートとなる。今キャンプから全野手を対象に朝7時からのアーリーワークが導入されたが、疲労をものともせず、ここまでのリタイアはゼロ。野手陣のタフさが際立ったが、それ以上に注目を浴びたのは、何を隠そう、御年64歳の原辰徳監督のパワフル具合だった。

 全野手が無事に完走を果たした。大久保コーチ発案の元で導入された、若手・ベテラン・助っ人問わずに全員参加となった朝7時からのアーリーワークでは、早朝にもかかわらず鋭いスイングを連発。若手の中には朝の1時間のみで1500スイングを重ねる強者も現れるなど、どの選手もやる気に満ちあふれていた。

 全体練習終了後も各々が自発的に居残り練習を行い、日が暮れるまで練習に没頭。原監督も宮崎での2週間を振り返り「(MVPは)デーブでしょうね。非常に積極的に、かつ陽の形で。全員をニコッという形で練習に取り組めさせたというのは彼の人心掌握と言葉、そういうのが新しいものを入れてくれたと思いますね」と、若手をやる気にさせた新コーチの手腕を称えた。

 大久保コーチのハツラツさに驚かされた指揮官だったが、その逆もしかり。原監督は全11回のアーリーワークに皆勤賞で参加すると、練習中も動き回り熱血指導。練習終了後はミーティングなどの業務をこなした後、連日訪れる関係者との会食もこなすなど、超多忙な日々を送っていた。

 若大将もすでに64歳。普通であればスタミナが尽きていてもおかしくはないが、衰え知らずのタフネスぶりには、常にそばで見ていた大久保コーチもこう力説する。

「監督はすごすぎますよ。いつ見ても疲れた表情や眠そうな表情を出さない。ご飯だって誰よりもモリモリ食べるし、たくさんお酒だって飲まれるのに、二日酔いになってるところなんてまったく見たことがないですよ。僕なんてヘトヘトなのに(笑い)」

 その言葉通り、原監督はここまでの2週間について「いやあ、あっという間でしたね」と疲労をみじんも感じさせず、ケロッとした様子。宿舎では「水風呂とサウナ20分」のセットを2回繰り返すことで体調を整えているとのことだが、スタミナが常人並みではないことは確かだ。

 この日も練習終了後、宿舎まで約50分かけて徒歩で帰還。これには大久保コーチも「え、歩いて帰ったの!?」と目を丸くさせるほかなかった。

 年齢を感じさせない、不老長寿とも言えるエネルギッシュな指揮官。実戦が本格化するキャンプ後半戦でも、そのパワフルさでフル回転の動きを見せるはずだ。