「熱男」が〝手土産〟を手に、自身初となる沖縄キャンプに入る。

 巨人の宮崎春季キャンプ最終日となった14日、前ソフトバンクの松田宣浩内野手(39)が初のシート打撃に登場。3打席目で育成・富田の直球を左中間へ弾き返した。悠々と二塁に到達すると、返球を受けた遊撃・門脇に「ボールッ! ボールッ!」と大声で要求。ズボンの後ろのポケットに大切にしまった。

 新人がプロ初安打を放った際によく球場で見られる光景だが、ベテランがまさかのリクエスト。これにナインは大盛り上がりとなった。

 松田は「もう宝にしますよ。ジャイアンツのユニホーム着ててもう、シート(打撃)とはいえ、実戦のヒットはヒットですから、僕の中では。ボールもらっちゃいました!」とニッコリ。あくまで巨人では1年生であることを強調した。

 大久保打撃チーフコーチからバットのヘッドを立てるよう指導されている。素直に受け止めたベテランは「立てたことによって飛距離も伸びた気もするし、打球も若返った気がする」と効果を実感していた。

 この日で宮崎キャンプは打ち上げ。ソフトバンク時代から慣れ親しんだ地を15日に離れ、沖縄・那覇に移動する。17日には初実戦となる紅白戦が控えるが「しっかり(スイングの)数もこなせたと思いますので、次はこの数をこなすやつを実戦に、守備とかバッティングも切り替えていきたい。もう一段階ちょっとギアを上げてやっていきたい」とコブシを握った。

 その声と練習への取り組みで巨人の雰囲気をガラリと変えた松田が、沖縄でも「熱男」ぶりを発揮する。