巨人待望の「ポスト坂本」になれるか――。宮崎春季キャンプで「ストロング門脇」ことドラフト4位・門脇誠内野手(22=創価大)の存在感が連日、増している。11日の紅白戦で2安打を放つと、遊撃守備では2度の好守を見せる鮮烈なデビュー。チームに新風を吹かせる新人がプレーと並んで「自己管理能力」でも首脳陣から高評価を受けている。
キャンプ一軍スタートとなった門脇は毎日のアーリーワークをこなすと、守備練習では大粒の汗。さらに個別練習では夕方までバットを振る練習漬けの日々を送っている。
そんな必死なルーキーを首脳陣はベタボメ。遊撃で6度のゴールデン・グラブ賞を受賞した「名手」川相昌弘総合コーチ(58)が「門脇の肩の強さは非凡。あれだけの肩は久しぶりに見た」と舌を巻けば、大久保博元打撃チーフコーチ(56)も「自分たちの予想以上だったのは門脇。あのミート力は本当にすごい」と絶賛。「ストロング門脇」と名付けた原監督は「バッティングもさることながら、非常に球際に強い守備というかね、実戦向きな選手の一人が加わった」と高評価している。
とはいえプロは好結果を続けなければ生き残れない世界。ケガや疲労でパフォーマンスが落ちたり、すぐに離脱していては定位置奪取など夢のまた夢だ。
だが背番号35について「本当に新人なのか?」とコーチの一人が目をみはるのが、その突出した「セルフマネジメント力」だという。「門脇は練習中、自分の心拍数を頻繁に確認している。自分の体が今、どんな状態にあるのかを正確に把握して、それから練習の負荷を決めるのでオーバーワークにならない。そんな選手はベテランでもなかなかいない。ケガに強いのも納得だし、1年目から一軍でシーズン完走は十分に可能性がある」
1月の入寮前からキャンプメニューを予習していた門脇は、キャンプに疲労回復のため65万円の「酸素発生器」を持参。大学1年から全試合フルイニング出場を続けており、体をケアしながらプロでもその継続を目指す。
もちろん巨人の遊撃には坂本勇人内野手(34)という高い壁がそびえている。門脇は「1シーズン通して一軍に居続けられる、またレギュラーとして活躍できるように、1年間戦力になれるように頑張っていきます」と真っ向勝負を誓う。
巨人にとって坂本の後継者誕生は長年の悲願でもある。門脇が「無事是(これ)名馬」となれるか、注目だ。












