巨人・元木大介作戦兼内野守備コーチ(51)の「くせ者」ぶりは、もはや聖徳太子レベルなのかもしれない。
8日に宮崎で行われた春季キャンプでの出来事だった。フリー打撃の前には「バッティング、行きま~す!」と注意喚起も込めた声が飛ぶことが通例。当然、この日も同様のフレーズが球場じゅうに響き渡り、各ポジションを守る野手から「は~い!」や「あ~い!」などの声が各所から上がった。その直後だ。元木コーチの口から思わぬ言葉が発せられた。
「門脇、返事返せや~!」
門脇とはドラフト4位で入団し、〝ポスト坂本〟として遊撃のレギュラーを期待される門脇誠内野手(22=創価大)だ。10人以上の選手の返事が入り乱れても、元木コーチはその瞬間の所作を含めて誰が声を出していなかったかを瞬時に把握。もはや、同時に10人の話を聞け取れたとの伝説が残る聖徳太子ばりだ。
元木コーチに指摘された門脇は「は~い!!」と大声を張り上げて返事。フリー打撃では右翼席中段に特大の柵越えを放つなど首脳陣の評価もうなぎ上りだが、わずかな〝隙〟も見逃さない元木コーチの存在は今後のルーキーの成長につながりそうだ。












