原巨人に新たなオプションが誕生した。松田宣浩内野手(39)が8日、宮崎春季キャンプで行われたシートノックで二塁の守備に就いたのだ。

 背番号23が思いもよらぬ守備位置に就いた。松田の本職はもちろん三塁。7日までも岡本和や秋広らとホットコーナーでノックを受けていたが、この日は吉川、湯浅とともに二塁に入ったのだ。ファームの試合では二塁を守ったことがあるというが、公式戦での出場はゼロ。それでもいつものように〝熱男ボイス〟をとどろかせながら、軽快にゴロをさばき、タッチプレーなどもそつなくこなした。

 通称「原タワー」の上から目を光らせていた原辰徳監督(64)は「彼がいろいろなポジションに就くと、他の人たちがビビるよ」とニヤリと笑いながら「スローイングがすごくいいからね。細かな動きというのは専門ではないと思うけど、ちゃんと無難にこなすと思いますよ」と満足げだった。

 松田は三塁部門で2013年~19年までの7年連続を含め、ゴールデン・グラブ賞を計8度受賞。ただ、ソフトバンクを自由契約となり、裸一貫で新天地に臨む熱男に拒む理由などどこにもなかった。

「『行け』と言われたところをやるだけなので。何でもチャレンジ! もうどこでもやるんでね! ポジションの違いはあるんですけど、何でも勉強です!」

 三塁には主砲・岡本和、二塁には吉川がレギュラーとなっているが、長丁場のシーズンではどんなアクシデントが起きるかは分からない。有事の際などには強力な〝カード〟となりそうだ。