巨人に〝熱男旋風〟が吹き荒れている。宮崎での春季キャンプは7日から第2クールに突入した。あいにくの悪天候で屋内施設での練習となったが、そこでいっそう引き立ったのが松田宣浩内野手(39)の特大ボイスだ。鼓膜が破れんばかりの大声をいかにして出しているのか。来る日も来る日も絶叫し続けて、なぜ声が枯れないのか…。不思議だらけの真相を松田本人に直撃してみると――。
この日は早朝から雨が降りしきり、午前7時開始のアーリーワークに始まり、技術練習はすべて室内で行われた。そこでますます際立ったのが松田の〝熱男ボイス〟だ。ただでさえ、屋外でも球場の外までハッキリと聞き取れるのに、ドーム内となると天井などに反響してこだまする。投内連係の際には「元気出していこう!」と周囲を鼓舞し「アウト~!!」などと猛ハッスルだった。
問答無用の熱男ぶりに、獲得を決めた原辰徳監督(64)もチームの変化を感じ取り「マッチがいいね。彼が入ったことによって中堅クラス、坂本とか岡本とかあのへんが触発されていますね。非常に元気」とご満悦だ。
ただ、熱男が熱男なことは周知の事実としても、さまざまな疑問も湧く。腹の底から出てくるような大声をどうやって出しているのか。練習中はもとより、ソフトバンクや日本代表の試合中も声を張り上げまくって、なぜ枯れないのか…。球場を離れ、人知れずノドのケアでもしているのかと思いきや、そこには熱男流のこだわりがあるようだ。
――室内だとより声が響く
松田 いえいえ。
――大きな声を出すコツはあるのか
松田 いや、ないですね。コツは熱男本人しか知らないです(ニヤリ)。
――自然とそうなる
松田 そうです。
――ノドが枯れることはないのか
松田 全然ですよ。
――実はノドのケアをしたりしているのか
松田 何もしてないですよ。ケアをするから弱くなるんです。ケアはしないです。ケアをすると意識しちゃうんですよ。ノドがね。
――〝これが当たり前だ〟とノドに思わせるということ?
松田 そうそうそう。体もそうなんです。体も鍛えないと振れないし、ロングティーだったり(アーリーワークの)連続ティーとかも、やったらやっただけ、やらなきゃいけないと頭と体が覚えてくれるので。それは大事ですね。守備も頭で考えるよりもたくさん捕って頭が覚える。ノドも一緒。ノドも打って守って走って元気。
要するに、ノドをいたわるような甘えを覚えさせてしまうと、かえって逆効果となるというのが〝熱男理論〟だ。走攻守と常に全力の松田は、明日もあさっても叫びまくる。












