巨人の宮崎春季キャンプは5日で第1クールを終了した。

 原辰徳監督(64)は午前7時開始のアーリーワークに始まり、「熟練のエース」と命名した菅野智之投手(33)らが投球練習を行ったブルペンも精力的にチェックした。

 2日からの早朝練習では、増田陸が4日連続でスイング数のトップを守ったまま計7100回。その増田陸が属するのは岸田を含めて「熱男」こと松田がリーダーで、6グループ全体でも「1万5151スイング」で断トツだった。

 指揮官は「かなりハードな練習にしっかり準備をして、第1クールとしては非常に良かったと思います」と満足げに総括した。

 ただ、投手陣ではこの日からコンディション不安から山崎伊と堀田が二軍に降格。原監督は「全力で投げられない人を一軍に置いておくことはできない。全力で投げられる若い2人(横川、戸田)が二軍のほうから推薦されてきたという形ですね」と語った。

 山崎伊と堀田と言えば、今季のブレークが期待される若手のホープ。しかも、よりによってオフの自主トレでは「菅野組」の〝門下生〟として鍛錬を積んだ。それだけに、原監督は「(自主トレに)連れて行った2人が早くファームに行ったから、彼(菅野)の逆鱗に触れているでしょう。おカネも知力も使ったのにね」。

 表情こそ穏やかだったが、故障者に対しては時に「職場放棄」と厳しい言葉を投げかけるのが熟練指揮官。成長を願って大枚をはたいた菅野の心中も、穏やかではないかもしれない。