巨人の桑田真澄ファーム総監督(54)が宮崎で行われている春季キャンプで精力的に二、三軍に目を光らせている。若手の底上げに期待と注目が集まる一方で、昨年末には愛息Matt(28)と共演した“笑撃CM”も大きな話題を呼んだ。球界のレジェンド右腕がCM出演に「GOサイン」を出した理由とは――。真相を直撃した。
桑田ファーム総監督に休みはない。初日の1日から都城市内で行われている三軍キャンプを取りまとめ、5日には50キロ超離れた二軍キャンプへ移動して視察。ドラフト1位ルーキーの浅野ら若手選手との面談も行った。
昨季まで務めた投手チーフコーチから現職に就任し、今季はファーム全体のレベルアップが主な任務。かねて口にしていた「選手にとっての伴走者」としての立場は変えず「彼ら(若手選手)の目標も一緒に共有しながら、一緒に考えていきたい」と信念を貫く。
チームにとっても若手の底上げは大きなテーマであり、その手腕にも大きな期待が寄せられている。一方で、昨年末には意外な形でスポットライトを浴びた。
計量機器大手のイシダのCMに息子でタレントのMattと共演。「Mattの中にひとりだけKUWATA」と題した映像内では、ベルトコンベヤーで大量のMattが運ばれてくる中、ただ1人交じっていた桑田氏が異物検出装置によってはじかれるといったもの。“Matt風メーク”を施された衝撃的なビジュアルも大きな話題を呼んだ。
PL学園高1年時からその名を全国にとどろかせ、巨人での現役時代に通算173勝を挙げたレジェンドとも言える大投手が、なぜ“笑撃CM”に出演したのか? 桑田氏は当初こそ「俺のキャラじゃないからね、乗り気じゃなかったんですけど(笑い)。あんまりコーチがでしゃばってもねえ…」と渋ったそうだが「球団も快く『ぜひやってください』と。最後はMattに『パパやろうよ~』と言われて。大阪で育ったからね、そういう(お笑いの)要素も持っている」と球団&Mattからのプッシュで決めたそうだ。
周囲からの反応も上々で「なんか笑ったって言っていたよ、みんな(笑い)。笑顔が一番です」と、チーム内に一服の清涼剤をもたらした様子。CM内では異物検査機によってはじかれた桑田氏が「アウトかいな~」とため息を漏らすシーンがある。これが「ゴルフに行っても『スライスかいな~』『OBかいな~』とか楽しんで使ってもらっているんで、よかったかな」とプチ流行まで起きているようだ。
今回の出演は“桑田パパ”にとっても好影響があった。活躍するステージの違いもあり、親子でのCM共演はなかなか体験できないこと。「一緒にこうやって仕事ができるっていうのは、うれしいことですよね」と親ならではの喜びもあった。
オフに思わぬ形でのリフレッシュも果たした桑田ファーム総監督。今度はグラウンドで、巨人の息子たちと“協演”していく覚悟だ。














