豪快な一撃が飛び出した。ソフトバンクの期待の長距離砲リチャード内野手(23)が、14日の紅白戦でチーム第1号アーチを放った。4回、泉の外角直球を捉えて豪快にバックスクリーン右に運んだ。
 
 今キャンプからルーティンを崩さないことを大事にしている。昨季は宮城ら相手の左腕先発との相性を買われ、シーズン終盤、CSとオリックス戦に合わせる形での一軍昇格が続いた。しかし、結果を残したい意識が強くなりすぎて空回りしてしまった。

「打ちたい欲が大きかった。打ちたい、打ちたいと思いすぎてしまった。そう思っていること自体がいつもと違った」。

 そんな時に自主トレをともに行う師匠でもある西武・山川から「どういう状況でも変わらないように、ルーティンを大事にしたほうがいい」とアドバイスされた。キャンプでは毎朝7時に起き、生活面での決まった流れを作った上で、皆勤でアーリーワークに参加している。

「きついですよ。体がだるいと思うときもあるけど…。信じているから、できている気がする。自分のためだと思ってやってます」。

 毎朝、自主的に汗を流す姿には長谷川打撃コーチも「彼にとっては苦痛かもしれないが、我慢してやっている。そういうところは僕は評価してます。頑張って取り組んでいるので、どこかしらで結果は出ると思う。褒めてあげたいし、自信に変えてほしい」と口にしていた。シート打撃では結果が出ずに苦しんでいたが、チーム最初の紅白戦で大きなアーチを描いた。

 この日は10番打者としての出場だった。藤本監督も「高めの球を打ったらああいう形で飛んでいくということ。良かったね」と目を細めた。