七色の変化球を操り好スタートを切った。ソフトバンクのドラ2ルーキー・大津亮介投手(24=日本製鉄鹿島)が11日、シート打撃登板でアピールに成功した。

 器用さに自信を持っており、直球を含めて7つの球種を持つ。感覚、イメージを伝えられるとピンと来ることが多く、球種が増えていったという。マスクをかぶった谷川原も「サインを覚えるのが大変だった」と振り返る。そのすべてを使って、近藤ら打者9人に対して無安打1四球に抑えた。

 球種の多さゆえにサインが合わず、時間がかかり笑みを浮かべるシーンも。「特に緊張はなくて、普段通りの投球ができたと思う。自分的にはアジャストを完璧にされた感じはなかったので納得してます。自信になりました」と充実した表情を浮かべた。

 藤本監督もニンマリだ。「面白いね。130キロの球が3、4種類あるしね。チェンジアップ、シンカー、カット、ワンシームか。何を投げているかわからないし、どっちに動くか分からない。微妙に変化が違うから、打者はちょっと打ちにくいかもしれない。そこで145キロの直球が来たらやっぱり差されてますからね」。

 頼もしいルーキーの快投に「中ロングも行けるし、中継ぎも行けるし、先発も行けるんじゃないかなと。今日のピッチングだけだったら合格点ですね」と期待を口にしていた。