飛躍の裏に、一途な思いがあった。ソフトバンク・藤井皓哉投手(26)が13日、ペイペイドーム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、4350万円アップの年俸5000万円でサインした。
野球人に夢を抱かせる大幅昇給をゲットした。藤井は一昨年に広島を戦力外となり、独立リーグでのプレーを経て、昨オフに育成契約で入団。今季は3月に支配下登録され、55試合に登板して5勝1敗3セーブ、22ホールドをマークして、投手では「MVP級」の働きを見せた。
勤勉な男らしく、会見では「すごくいい評価をしていただいた。来季は(年俸に)見合った成績を残したい」と、早くも主力としての自覚も芽生えている様子。球団からは「想像もしていなかったくらいの活躍で、よくやってくれた」とねぎらいの言葉と最大級の評価をもらった。
会見後には、自ら報道陣に〝おかわり〟で取材対応を要望。「私事ですが、今年6月に入籍しました。シーズン中ということもあり、ここで発表させていただきます。お相手は(広島出身の)一般人なので温かく見守っていただきたいです」と、ハッピーニュースを合わせて報告した。
昨季は独立リーグの四国IL・高知でプレー。くしくもプロ野球選手ではなくなった一昨年に、広島で出会った。
「コロナもあったり、僕が高知に行ったりで、なかなか会えなかった。それでもついて来てくれたので、ホークス入団の際に『支配下になったら結婚してください』と伝えていた」
夫人の内助の功と藤井の強い思いが結実したシーズンだった。「苦しい時期をともに過ごしてきたんで、今後はたくさんいい思いをしてほしい。そのために頑張っていきたい」。
右腕一本で人生を大きく変えた男は、先発転向に挑む来季、もっともっと幸せを届けるつもりだ。(金額は推定)












