大のプロレスファンとして知られた漫画家の河口仁(かわぐち・じん)さんが、誤嚥性肺炎のため療養先の群馬県内で12日に死去していたことが分かった。73歳だった。

 1950年に山口・長門市に生まれ、赤塚不二夫さん(故人)のフジオプロでアシスタントとして漫画家デビュー。79年には週刊少年マガジンに〝呪術師〟ことアブドーラ・ザ・ブッチャーをモデルにした、プロレス・ギャグ漫画「愛しのボッチャー」を連載して独立した。

 その後は、週刊ゴングで「河口仁のワンポイント・パフォーマンス」を終刊まで連載するなど、プロレス専門誌を中心に執筆活動を行っていた。

 河口さんはブッチャーをはじめ、ジャイアント馬場さん、アントニオ猪木さん、ドリー・ファンク・ジュニア、天龍源一郎、大仁田厚、鈴木みのる、藤原喜明らが好きで、プロレス会場には温かいまなざしでリングを見守る河口さんの姿があった。

 交流が深かったみのるは、2013年11月に河口さんから送られた文面を自身のツイッターに投稿。「いつも感想やらなんやらリアルメールをくれる。なが~くプロレスを観続けてくれている。ありがとう。(原文ママ)」とつづっていた。

 17日に密葬で通夜が営まれ、18日に密葬で荼毘に付される。12月初旬に都内で「お別れの会」が予定されている。