新日本プロレスの内藤哲也(40)が、海外遠征から凱旋帰国した海野翔太(25)に激辛エールを送った。20日有明大会でIWGP・USヘビー級王者ウィル・オスプレイに挑戦する海野からV1戦の相手に先行指名され、これに呼応。だが現状では来年1月4日東京ドーム大会メインイベントは現実的ではないとして、自身と海野に〝3つの条件〟を課した。

 5日大阪大会でオスプレイに敗れた直後の内藤に、意外な形で再浮上のチャンスが浮上した。有明大会でオスプレイに挑む海野が、ベルト奪取後の青写真としてV1戦の相手に内藤を指名。「僕がUSを取ったら、何とかして東京ドームのメインでやりましょう」と呼びかけられた。

 若き海野の大胆発言に内藤は「指名されるのはうれしいこと。うまく内藤の名前を出してくるあたり、面白い存在だと思いますし。あとは試合後に『面白いのは口だけか』と俺が思わないようなものを見せてもらいたいね」と不敵な笑みを浮かべた。

 とはいえ近年の東京ドーム大会で最高峰王座戦を差し置いてメインを張ったのは、2014年大会のIWGPインターコンチネンタル戦(中邑真輔VS棚橋弘至)のみ。「今現在で彼がオスプレイに勝つ姿、海野VS内藤が東京ドームのメインで行われる絵は想像できないですね。ほとんどの人がそうでしょう。一発で『ドームのメインで海野を見たいな』と思わせるには、それだけのインパクトが必要。期待はしてないですが、予想を裏切る試合をできるかどうか楽しみに見ますよ」とゲキを飛ばした。

 高すぎるハードルを熟知しているからこそ、海野にだけ〝宿題〟を与えるつもりはない。内藤は「俺自身もドームにふさわしい挑戦者かと言われたら、現時点ではそうではないですから。ワールドタッグリーグ(22日、後楽園で開幕)優勝はもちろん、シングルを目指すなら連敗中のオスプレイに年内にリベンジしないといけない。(海野の勝利と合わせて)少なくともその3つが最低条件でしょうね」。往生際の悪さも超一流の制御不能男が、まずは有明決戦に熱視線を注ぐ。