一夜限りでは終わらせない。新日本プロレスのタイチ(42)が、スターダムとの合同興行(20日、東京・有明アリーナ)へ準備万端だ。14日には共闘する金丸義信、メルティア(中野たむ&なつぽい)と合同練習を行い、3つの合体・連係技が完成。将来的には両団体管轄のミックスド王座新設の可能性も見据えた。

 同大会で4人はエル・デスペラード、DOUKI、スターライト・キッド、渡辺桃組とミックスド8人タッグマッチで激突する。初共闘を前に都内のスターダム道場に集合すると、次々と合体・連係技を開発した。

 まずはタイチが中野に天翔十字鳳の極意を伝授し、2人の同時発射を「愛をとりもどせ!!」と命名。金丸はウイスキーミストのコツをなつぽいに指南し、同時噴射が「フェアリ丸ミスト」と名付けられた。

 さらにメルティアが手をつないでトップロープに駆け上がり、同時発射するプランチャも4人で手をつなぐ形に進化させ「Lоve X―оver」として完成した。

〝3種の神器〟を手に入れ、実りある合同練習を終えたタイチは「4人の気持ちが一つになった。これは試合に出るね。つないだ手の感触は今もしっかり残ってるし」と、あらゆる意味での手応えを強調した。

 全3試合の男女混合戦には賛否両論があるが、「まだ見てもないのに否定するなって話でね。これからのことは見てから決めろと。新しい時代に入っていくんだから、全然アリなんじゃねえかなって」と主張する。

 さらに「可能ならば、ゆくゆくはベルトがあってもいいと思うし。そう持っていけるよう、将来に広がる可能性を見せられる試合にしたいね」と展望を明かした。仮に両団体管轄によるミックスド王座が新設されれば、男女の垣根を越えた、さらなる業界活性化につながる。

「やるからには、客も会社も『また見たい』となる試合を見せていかないと。第2回、3回が見たい、ミックスドのチャンピオンシップが見たいってなるように。今回はそのきっかけとしてやっていくし、1回では終わらせない」

 勝利した際の中野との水族館デートの約束を真に受けているのか、それとも本気でプロレス界の未来を考えているのか…。とにもかくにもタイチがここまでやる気になっているのだから、あとはもう黙って見守るしかない。