オカダ・カズチカ(35)が12日、生まれ故郷の愛知県安城市・東祥アリーナ安城での地元凱旋試合で勝利を飾った。
新日本プロレス旗揚げ50周年の今年は、安城市制施行70周年にもあたる。これを記念して1984年10月以来約38年ぶりに行われた安城大会のメインは、今やプロレス界のエースとなったオカダの凱旋試合として行われた。
オカダは石井智宏、矢野通と組んで棚橋弘至、真壁刀義、本間朋晃組と対戦。3度の東京ドームメインイベントをはじめ数々の大激闘を繰り広げてきた棚橋とのマッチアップから実現すると、独特の緊張感が漂った。
一進一退の攻防から数的不利に陥ったオカダは、真壁と本間のサンドイッチ式ラリアート、棚橋のスリングブレイドを浴びて窮地に陥る。本間の小こけし、こけしロケットで攻め立てられるが、こけし落としは回避。石井と矢野のアシストを受けて形勢逆転に成功すると、孤立した本間にヘビーレイン、ドロップキックを発射。最後は開脚式ドライバーから代名詞のレインメーカーを叩き込んで故郷に錦を飾った。
キャリア19年目にして初の地元凱旋を果たしたオカダはリング上で「こうやって大きくなって安城に戻って来ることができました。一個だけ言わせてください。ただいま!」とマイクアピール。
さらに「さびしい部分もあります。コロナ禍のなかで歓声がありません。次は、また(歓声)ありで帰ってきます。その時は安城の熱というものを感じさせていただければと思います」と、次回大会の開催も熱望した。
また今回はIWGP世界ヘビー級王者としての凱旋がかなわなかったこともあり「必ず2023年1月4日(東京ドーム大会)、ジェイ・ホワイトを倒してチャンピオンになります。また次の安城大会でお会いしましょう」と、来年の年間最大興行でのベルト取りを宣言した。
この日の大会はチケットが早々に完売し2200人の観客を動員。安城市のPRアンバサダーも務めるオカダは「これだけの人が市外からも来てもらえたので。『また来たいな』と思ってもらえたらよかったと思いますし。また帰って来て、安城市イコールプロレスくらいの熱い市にしていきたいと思います」と胸を張った。
こよなく愛する姪っ子が会場で初観戦に訪れるなど、親戚も多く来場し個人的にも思い出深い大会となった。オカダは「どれだけお客さんが(自分に)声援を送ってくれてるか、会場でしか分からないですし。どれだけの人に愛されてるのか分かってもらえたと思うので、良かったと思います」と満面の笑み。前日11日に母校の安城市立安祥中学校も訪問した際も、多くの生徒から来場予定を伝えられたという。
「(プロレスに)憧れてくれたらうれしいですし、そうなっていかなきゃいけないですよね。野球とかサッカーにしてもスターがいて、そういうスターに憧れて子どもたちが(将来の夢として)目指していくと思うので。プロレス好きな子が増えるように、カッコいい姿を見せて行かなきゃいけないかなと思います」と、誓いを新たにしていた。












