もう「暗い」とは言わせない!? 巨人は13日に来季のコーチ人事を発表した。台風の目となりそうなのが、新入閣となった球団OBで元楽天監督の「デーブ」こと大久保博元氏(55)の存在だ。打撃チーフコーチに就任して攻撃陣の強化に尽力するが、停滞ムードを一掃する〝ガヤベンチ化〟の急先鋒としても期待されている。
3年ぶりのV奪回、原辰徳監督(64)にとって通算17年目となる組閣が決まった。阿部作戦兼ディフェンスチーフがヘッド兼バッテリーコーチに昇格し、元木ヘッド兼オフェンスチーフが作戦兼内野守備コーチへ。川相ファーム総監督は総合コーチとして一軍復帰し、桑田投手チーフがファーム総監督となる。すでに10日からの秋季練習で役割は変更されているが、まだ見ぬ〝劇薬〟が大久保コーチだ。
4位でシーズンを終えた今季、攻撃陣はリーグ2位の163本塁打を放った一方で総得点は3位、打率2割4分2厘は最下位だった。そこで白羽の矢を立てられたのが大久保コーチで、西武で打撃コーチを務めた際にはアーリーワークを導入。選手個々の特長を把握して伸ばす指導法には定評があり「おかわり」こと中村を日本を代表するスラッガーに押し上げた。
そうしたコーチ業とは一線を画す別の期待もかけられている。球団OBの一人は「今年は負けが込んだこともあって、何かと『ベンチが暗い』とか『覇気がない』とか言われていたでしょ? デーブが入ればベンチの中が相当騒がしくなるのは間違いないだろう。あのデーブだからね。(元木)大介もヘッドという重い立場から少し変わって、彼本来の明るさも戻ってくるはず。それこそ負けようが、常にガヤガヤした感じになるんじゃないか」と見る。
かつては「ヤジ将軍」と化したこともあり、タレントとして磨きをかけた軽妙トークも健在だ。この日、コーチ契約を済ませると、さっそく自身のユーチューブチャンネルで報告し、就任までの裏話も披露した。
「原監督からメッセージが来たんですね。『ストレートに言います』と。(解説などで)巨人のことをけっこう言っているんだよな…。こうすればいいとか、何だこの戦いぶりはとか…。怒られると思った。もう怒られようと思って開いたら『良かったら来季、一緒にやってくれないか』とお声がけいただいた。震えですよ。大久保、息しろよと」
最後はV奪回と日本一奪還を誓いつつ「これ(報告動画)は〝釣り〟ではありません」とオチもつけた大久保コーチ。どんな化学反応が起きるのか。見ものだ。









