立浪竜が〝有言実行〟だ。今月20日に迫ったドラフト会議に向けて中日・立浪和義監督(53)が4日、神宮球場で行われた東京六大学リーグの法大―立大戦を視察した。

 これまで神宮球場での大学野球について「もしタイミングとか時間があって、見たい選手がいれば、見に行きたいと思う」とスカウト登録も済ませて意欲を見せていた。

 この日は「大学野球を見るのは初めて」とし、特に熱視線を送ったのが、大阪桐蔭時代に根尾昂投手(22)とチームメートで甲子園春夏連覇に貢献した立大の4番・山田健太内野手(4年)だ。本塁打を含む4打数3安打2打点の大暴れを目の当たりにした指揮官は「どんなレベルなのか見てみたかった。良いものは持っていると思う」とうなった。

 今季最下位から来季12年ぶりのリーグ優勝を狙う立浪監督は早速自らの足で動き「もちろんスカウトが一生懸命に見て〝いい〟という人を自分の目でも見たい。そこが今のドラゴンズの大事なところ。映像だけでは分からないところがある。チームを変えていかないといけない。それが自分の仕事」と説明した。