ウエスタン・リーグ制覇までマジック2としている阪神二軍は29日、兵庫・西宮市内の鳴尾浜球場でソフトバンクと対戦。勝てば優勝が決まる一戦だったが、先発のドラフト1位ルーキー・森木大智投手が3回途中を7安打2四死球3失点でKOされると後続の投手陣も次々に炎上。6―11の大差で敗れ、優勝は持ち越しとなった。

 大一番のマウンドで、思うような結果を残せなかった森木は「状態的には全然悪くなくて、逆に良いほうだったんですが、ちょっと変化球に頼りすぎた。今日は自滅ですね」とションボリ。曇天の下、19歳は青春のほろ苦さをかみしめた。

 一方、大敗劇の後でも陽気なテンションを維持していたのが平田勝男二軍監督(63)。虎弟のリーグ制覇の瞬間を見届けようと大挙した報道陣の前に「悪かったね~。たくさん来てくれたのに」と笑顔で現れると「森木にとってもいい経験だよ。ビシッと抑えるよりも、力不足であることをソフトバンクさんのおかげで(実感できた)ね。来年以降大きく成長できるいい課題ができたと思う。まだまだ相手打線に飲まれとる。気持ちもな。きょうはそれを思い知らされたということだけでも収穫だよ」と高卒1年目右腕を激励した。

〝本拠地優勝〟こそ逃してしまった平田二軍監督だが「あすから2つ勝てばいいんだよ。いいことは後に取っておこう。メインディッシュを先に食べてもお腹いっぱいになっちゃうだろ。その後にデザートや。パンナコッタ、ナンテコッタ…」とコテコテの親父ギャグまで盛り込むサービス精神。ダジャレの質はともかく、カツオ節はこの日も健在だった。