阪神・藤浪晋太郎投手(28)が28日のヤクルト戦前、取材に応じ「チャレンジさせていただきたいという話を(球団と)しているのは事実です」と今オフ、ポスティングシステムを利用して、米球界挑戦の意向があることを表明した。球団は今オフの移籍についてまだ「容認」しているわけではないとしながらも、百北幸司球団社長(61)は会談の場を設けることを約束した。
10年目を迎えた藤浪は今季16試合で3勝5敗、防御率3・38。表面上は満足のいく数字は残っていないが、メジャースカウトによれば「去年に比べ確実に評価を上げた」と市場価値は上昇傾向にある。
理由は8月以降、先発した7試合で6度のクオリティースタートを達成するなど安定したパフォーマンスを発揮した点だ。ナ・リーグのスカウト関係者は、仮に藤浪にMLBで活躍の場があるとすれば、セットアッパーやクローザーなどの短いイニングを任せるリリーバー向きと判断していたという。だが、この後半戦の内容をもとに評価を上方修正。実際、昨季までは適性を「中継ぎ」と分析した米球界関係者は多く、仮に今オフに米球界挑戦に踏み切った場合、この〝変化〟はプラスに働く要素になるという。
「投球の『再現性』が格段に向上した。四球も少なく、長いイニングを投げられた。これまで、投球の再現性が見られたのは短いイニングのとき。武器になるボールが2つ以上あり、長身から角度のある150キロを超えの直球と、150キロ近いスプリットは、MLBの打者でもそう簡単に打てない。獲得を検討する際、先発としての契約を考えられる投手になったことは確か」
獲得を検討する際、米球団からすればチーム事情に応じて起用の幅が広がる。藤浪サイドからすれば、自分の価値向上を意味し条件面のプラスにもつながる。後半戦での安定感ある投球は、右腕の将来の視界を明るくするものになったようだ。












