勝利を届けることはできなかったーー。

 女子テニスの東レ・パンパシフィック・オープン3日目(21日、東京・有明テニスの森公園)、ダブルス1回戦が行われ、柴原瑛菜(24=橋本総業)、ルイザ・ステファニ(25=ブラジル)組は、第2シードのガブリエラ・ダブロウスキー(30=カナダ)、ジュリアナ・オルモス(29=メキシコ)に3―6、1―6のストレートで敗れた。

 体は満身創痍だった。今季は全仏オープンの混合ダブルスで優勝を果たすなど、世界の舞台で結果を残してきた柴原だが「肩と背中が硬くて、動きが硬かった」と疲労が蓄積。今大会はテーピングを施してコートに立つも、思うようなプレーができず「体の調子が100%ではなかった。サーブとかができなかったのが悔しい。残念な結果になってしまった」と唇をかんだ。

 表情に笑顔はなかったものの、今大会を通じてファンの温かみを感じることができた。昨夏の東京五輪は無観客での開催。日本での有観客の一戦を終え、「こんなにみんなに見てもらえて、とてもうれしかった。全仏で優勝できて、ちょっと観客が増えたかなとも感じた」と振り返ったうえで「ファンが多くなったのはとてもうれしいので、みんなのためにいいプレーやいい戦いを見せられるようになりたい」と力強く宣言。次こそは日本の地で勝利をつかみ取る。