エンゼルスの大谷翔平投手(28)に緊急事態発生だ。21日(日本時間22日)に敵地デトロイトでのタイガース戦に「3番・投手兼DH」で先発し、4回を5安打3失点、2三振しか奪えず今季ワーストの4四球で、8敗目(10勝)を喫した。打者では1打数無安打。5回に代打を送られて途中交代した。球団は理由を「ウイルス性胃腸炎」と発表した。自身メジャー初の規定投球回到達にイニングを稼ぎたいところだったが、4回で交代。体調面を含め、今後に不安が残る。
気力を振り絞ったが、体はついてこなかった。3点を追う5回一死一、二塁で大谷に代打スズキが送られると敵地に異様な空気感が広がった。この日は表情がさえずに、汗の量が多かった。何らかの異変が発生したのは明らかだ。球団は「ウイルス性の胃腸炎」と発表。長期離脱する最悪の事態ではないようだが、4月に同様の症状を訴えてトラウト、レンドン、マーシュ(現フィリーズ)が欠場。トラウトとレンドンは翌日復帰したが、マーシュは2試合休んでおり、要注意だ。
地元紙オレンジ・カウンティー・レジスターのジェフ・フレッチャー記者は自身のツイッターに「大谷は午前中からずっと気分が悪かった、ブルペンでウオーミングアップするまで話さなかった。まだ、投げたいと言っていた」と投稿。朝から調子が悪かったが、登板が決まっていたのでそのままマウンドに上がり、失点を重ねた。4回のピンチを無失点で切り抜ければ、5回も行けたと考えていたようだ。
初回先頭グリーンに初球、94・3マイル(約152キロ)の直球を右中間最深部に叩き込まれたが、捕手の構えは外角。逆球だった。一死後、3番バエスにストレートの四球。4番カストロは8球目に左飛に抑えたが、2球目で早くも声を出していた。これまでは6回や7回の勝負どころでほえることはあったが、初回からは珍しいと思っていた。自らムチを入れていたのだ。5番カーペンターを三飛に打ち取り、何とか1失点で終えた。
4回の2失点は二死後、9番バドゥ、1番グリーンを2球で追い込んでから歩かせ、2番レイエスに2点三塁打を打たれた。通常の大谷ではありえないパターンだった。
この日は85球投げてストライクは47球でストライク率55・3%、4四球とともに今季自己ワースト。打者21人に3ボールが8度もあった。直球は最速98・5マイル(約158・5キロ)で平均95・8マイル(約154・1キロ)と前回登板の平均96・9マイル(約155・9キロ)から2キロほど落ちた。気力を振り絞ってよく投げたということだ。
それにしても負けたことよりも痛いのは4回で降板したことだ。ワールドシリーズが開始した1903年以降で史上初の規定打席(502)と規定投球回(162)のダブル到達を目指す中、4イニングしか上積みできなかった。大谷の投球回は121回で41イニング足りない。残り7登板の予定だが今後は最低でも6回を投げ終え、早い回でのKOは許されなくなった。
22日(同23日)は敵地セントピーターズバーグでのレイズ戦。打者としても2年連続30本塁打、100打点が期待される。大谷は出場できるか。












