DDT所属の唯一の女子プロレスラー・赤井沙希(35)が、再び脚光を浴びている。東京女子プロレスではアイドルグループ「SKE48」荒井優希(24)とのタッグ“令和のAA砲”が話題を呼び、プリンセスタッグ王座を戴冠。20日のDDT東京・大田区総合体育館大会では秋山準(52)と男女混合タッグを初結成する。リング外でも自身がプロデュースする美容サロン「Riviera」を立ち上げるなど精力的に活動を続けるが、その原動力は何なのか? 直撃した。
――荒井の印象は
赤井 華があるのはもちろん、(167センチと)背が高くて打撃も使うので組む前から注目していて。私自身、デビューしたときにバッシングを受けた経験があったので、そういうのに潰されないでほしいなと。ただ、組んでみて心配する必要がないぐらい強い子だなと思った。芯が極太(笑い)。私は全部を受け入れて傷ついたり怒ったりしていた。
――必死に頑張っている姿が伝わってくるからこそ“注文”をつけたいことは
赤井 華やかに見える子って泥くささが足りないと言われがちだけど、ちゃんと泥くさい一面もある。だから、これからもっと経験してほしいのは自分でつくり上げていく作業や達成感。例えば路上プロレスとか、ビアガーデンプロレスとか。ただ、プロレスラー全員が同じ目標を持っているわけではないので、自分がやりたいことを見つけてほしいな。
――9月4日の東京女子・名古屋国際会議場イベントホール大会で上福ゆき&桐生真弥とのV1戦が決まったが、まだまだやりたいことがある
赤井 SKE48のイベントとコラボしたり、名古屋城でプロレスとか、シャチホコ相手に試合してもいい(笑い)。それに私は優希ちゃんを預かっている以上、ケツ持ちだと思っているので「負けちゃった、じゃあね」とはできないので、負けるつもりはない。
――7月には美容サロンを立ち上げた
赤井 私のモットーは「強く、気高く、美しく」。プロレスラーは強いだけじゃ意味がない、美しくないといけないと。例えば脱毛とかに限らず、男女も関係なく各自に合う「美しさ」があると思うので、お客さんに共有したいなと思って。
――「美しさ」に対するこだわりは
赤井 若づくりはしなくていいと思う。若さは美しいと思うけど、美しさイコール若さじゃないから。30代の美しさ、40代の美しさがあって、それ以上に疲れて老けて見えるのはもったいないじゃないですか。その年齢の一番いい状態に戻しましょうということ。
――あくまで自ら携わっていく
赤井 私が責任を持って身の丈に合ったことをやりたいなと思って。誰かにやってもらうとか、銀行に融資してもらうとかじゃなくて、自分の貯金で自分の目の届く範囲でやっていこうと。だって「沙希ちゃんに相談したいな」と思って来てくれているのに、別の人が出てきたらちょっと話が違うじゃないですか。
――今年はリング内外で積極的な活動が目立つ
赤井 正直、コロナ禍もいろいろ忙しかった。でも、コロナの影響でプロレスという文化が縮小したら嫌だなと思って、何か行動に移さなきゃと道場に行ってみたり。自分にかかわってくれた人に元気になってほしい、前を向いてほしい思いが強くなった。
――デビュー時の初心を思い出したのか
赤井 そうかもしれない。いつも当たり前だったものが、無観客配信になって、みんなと会えていたのに急に彼氏が転勤になったみたいな。そういうのでハッとさせられたかも。私はもともと尽くす女なので。
――20日のDDT・大田区大会では秋山と組み、クリス・ブルックス&朱崇花と対戦する
赤井 秋山さんがDDTに入って、対峙したり組んだ選手が今まで見たことない顔つきになったのを見て、私も何か吸収できるものがあればいいなと。あ、試合前にはうちのサロンでピーリング(角質を落とす施術)で美しくなってリングに上がってもらおうかな(笑い)。
☆あかい・さき 1987年1月24日生まれ。京都市出身。父はボクシングの元世界ランカーで俳優の赤井英和。モデル、タレントとして活躍する一方、2013年8月のDDT両国大会でプロレスデビュー。14年度の東京スポーツ新聞社制定プロレス大賞で女子選手として初めて新人賞を受賞した。174センチ、53キロ。












