セーブ王の息子が聖地デビューを果たした。愛工大名電は星稜との初戦の9回、マウンドに元中日の岩瀬仁紀氏の長男・岩瀬法樹(のりき、3年)が上がった。12点の大量リードの場面で2番手としてコール。場内から大きなどよめきと拍手が起きる中、自己最速の144キロを計測するなど、1イニングを無失点に抑えた。

 左腕の父・仁紀氏に対して法樹は右腕。同じクローザーの役割を果たし「点差があったのですごい楽でした。緊張もしたけど、楽しみが勝った。(父を)少し意識していて、必ず抑えて勝ちたいと思っていた」と明かした。通算407セーブのプロ野球記録を持つ父が何度も足を踏み入れたグラウンド。「球場に入った時、これだけの観客で、こういう場面で何試合も投げていたのかと思って、尊敬した」という。

 中学2年のころに球場に連れて行ってもらい、ビシエドに握手をしてもらったことがあるが、この日は父の偉大さを肌で感じ取っていた。