力の差をまざまざと見せつけられた。セ2位・DeNAが28日、ヤクルト戦(横浜)で4―5と敗れた。首位攻防戦で1つも勝てず、まさかの同一カード3連敗。ゲーム差は詰めるどころか、一気に7にまで突き放されてしまった。

 この日は6回に相手先発・原の突然の乱調にも助けられる形で3点差を追いつき、試合を振り出しに戻す意地の粘りを見せた。だが結局、勝ち越すことはできず7回に4番手・エスコバーが村上に痛恨の49号ソロを浴びてリードを許すと、そのまま力尽きた。

 試合後の三浦大輔監督(48)は「悔しいですね」と沈痛な表情。「今日は何としてでも1つというところで、みんなでやっていたが、あと一本及ばずですね」と力なく声を絞り出すと、村上に決勝弾を食らった場面については「エスコバーで勝負に行って結果打たれたんでね…。監督の責任です」と肩を落とした。

 後半戦が始まった8月は驚異的なペースで白星を重ねていたものの8連勝した後、これで泥沼の4連敗。ここにきて急失速し始めたことでヤクルトの影が遠のくばかりか、振り向けば3位以下のチームとの差がじわじわと縮まってきた。しかも週明け30日からの中日3連戦(横浜)以降は1か月間で27試合が組まれる「地獄の9月」が待ち構えており、球団内からは「逆転VどころかBクラス転落もあるのではないか」と不安の声も上がっている。

「3位・阪神との差は5ゲーム差。5位・巨人とも7ゲーム差なので、これはウチから見た首位ヤクルトとのゲーム差と変わらない。ヤクルトばかり意識し過ぎている感があるが、冷静に見れば9月は他の下位球団との直接対決も数多くあるわけで相手はCS狙いで間違いなくウチを叩こうと目の色を変えてくる。9月を前に連敗地獄にハマってしまったことは正直かなり痛い。気が付けば4位以下なんてことにならければいいが…」と球団関係者は表情を曇らせる。

 勢いを失ってしまったDeNA。不安要素は尽きない。