日本ハムは7日のDeNA戦(札幌ドーム)に0―2で惨敗した。相手先発の今永昇太投手(28)に史上85人目(96度目)のノーヒットノーランを許す不発ぶり。新庄剛志監督(50)は試合前からこの日のオーダーを「点を取ってみよう打線」と命名するなど意気込んでいただけに、ショック倍増の敗戦となってしまった。
勝ちにこだわった打順変更と継投策が、まさかの結末を呼び込んだ。日本ハムは今永の前に2回二死から清宮が四球を選んだだけで〝準完全〟のノーヒッターを食らい、今季2度目の5連敗で借金はワーストタイの14。あまりの負けっぷりに新庄監督は「手も足もヒットも出ません。(今永には)おめでとうですね。テンポもいいし、コースにビタビタ。(打者の)タイミングも狂わせてね。いい投手ですよ」と、むしろサバサバしていたほどだった。
ただ、胸に秘めた悔しさは通常の敗戦以上だったに間違いない。というのも新庄監督は試合前、ここまで20代の清宮、野村、万波に任せていた打線の中軸にメスを入れると明言。「3、4、5番で固めて何十試合かしましたよね。いい感じでもう頭に入ったから、今日から違う打順でいって、さらにいいポジションを探す段階に移ってみようかな」との方針を表明した。新たにクリーンアップを担ったのは10本塁打の万波に首位打者の松本剛、ドラフト9位新人の上川畑で、指揮官は「点を取ってみよう打線」と命名していた。
同時に低調気味だった救援陣の配置転換も敢行。7回は堀、8回には守護神だった北山を配し、抑えには右ヒジ手術から復活したプロ8年目右腕・石川直を抜擢することも公言していた。
そんな期待とは裏腹に、肝入りの新打線が不発に終わったばかりか、救援陣も9回に石川直がつかまって2失点。6回無失点で降板した先発・加藤の好投もフイにした。やることなすこと裏目に出たのだから、後味の悪さは否めない。
それでも新庄監督に動揺する様子はなく「引きずらない。終わってしまったら全く大丈夫です」と切り出し「こういう試合の後って意外とガーンと爆発することもある。(自分は)こういうことがあったら、こっちのペースでガツンと行ったるわ…のほうかな。野球以外でもね」と超ポジティブだった。
売りの一つにもなっていた20代トリオのクリーンアップを解体してまで組んだ新打線。その意図を選手が理解し、機能する日はいつになるのか。












