確かな手応えを感じる3安打だった。ソフトバンク・上林誠知外野手(26)が16日の楽天戦(北九州)で2長打を含む4打数3安打1打点の活躍。〝眠れる天才〟の打撃が上向いてきた。

 楽天の先発は、通算151勝右腕の涌井秀章投手(35)。涌井が楽天に加入した2019年以降、直接対決の成績は10打数1安打だった。これまで苦戦してきた右腕相手に、2回は得点機を拡大させる左翼線への二塁打、4回は左前へのクリーンヒットと価値ある連続安打。今季初めて見せた逆方向への安打でもあった。4―4で迎えた8回は一死一、二塁から右翼線へ一時勝ち越しとなる適時二塁打。9回に守護神・森が逆転2ランを被弾してヒーローにはなれなかったが、好調な打撃をしっかりアピールした。

 今月に入り3度目のスタメンで今季初の猛打賞。「前の試合からいい感覚が続いていたので、自信を持って打席に入ることができました」と迷いはない。4月の打率は4割7分1厘(17打数8安打)で、際立つ今季ここまでの得点圏打率は6割6分7厘。「チャンスの場面では積極的に打ちに行くことができている結果、受け身にならずに自分から仕掛けていくことができていると思います」と好感触をつかんでいる。

「継続して結果を出していきたい」。柳田、栗原を欠く中、鷹の「希望の光」となれるか。