ロッテが国内FA権を取得している鈴木大地内野手(30)の流出危機に見舞われている。
鈴木は今季140試合に出場し、打率2割8分8厘、15本塁打、68打点をマーク。守備でも内外野を守れるリーダーとしてチームをけん引してきたため、球団側はシーズン中から水面下で複数年契約などをちらつかせながら引き留める構えを見せていた。
井口監督は24日、FA権を持つ益田、鈴木、荻野の主力3選手について「球団としっかり話をしてくれていると思う」と残留を希望し、山室球団社長は「全力で引き留める」と語ったが、チーム関係者によれば「大地は現状、球団側が好条件を提示しても移籍する可能性が高い」と前置きしたうえで、裏事情をこう話す。
「実は昨シーズンから大地は、現場の一部首脳陣とあつれきがあるのです。大地は周知の通りキャプテンシーが強く、チームのまとめ役。ナインからの人望も厚いため、時には選手の声を代弁して首脳陣に進言したりすることもありました。でも、そうした姿勢を一部首脳陣は快く思わないのか、次第に距離を置かれるようになった。実力がありながらここ数年、定位置がコロコロ変えられたのも、そんな事情が絡んでいる。大地としては悔しかったはず。フロントが引き留めてもナインの多くはその実情を知っているので『移籍やむなし』と見ているのです」
もっとも他球団にとって鈴木の冷遇ぶりは「渡りに船」。内外野を守れ、コンスタントに3割近い打率を残す万能選手はどのチームも喉から手が出るほど欲しい。こうした事情も鈴木の争奪戦に拍車をかけているとも言える。
現時点で、鈴木獲得に興味を示すのは巨人、西武、中日、楽天など。鈴木と親しい某選手によれば「大地はできる限り環境を変えたくないようなので、移籍するなら在京球団を第一に考えるはず」と話す。となれば、巨人、西武が有利か。
いずれにせよ、ロッテ主力の流出は避けられそうもないだけに注目が集まる。












