鷹のセンターは俺だ! ソフトバンクの上林誠知外野手(26)が22日、今年初の対外試合で3打数3安打の固め打ち。5選手で繰り広げられる激戦の「センター争い」を勝ち抜くべく、最高のアピールに成功した。
藤本監督にとって〝初陣〟となった西武との練習試合(宮崎アイビー)に「7番・中堅」でスタメン出場。2回の第1打席で「最近は前で拾ってという形がなかったけど、自分らしいヒット」と好感触を得た右前打を皮切りに勢いに乗った。
続く4回は一死三塁の好機で、中堅へ抜けそうな遊撃内野安打で先制点を叩き出した。先頭で迎えた6回は教科書通りのセンター返しに「追い込まれていたけど、慌てることもなく自分の〝間〟で打つことができた」と内容の濃い打撃だった。
入団以来、コーチとしていい時も悪い時も寄り添ってくれたのが今の藤本監督。この日も試合前に「大きく、始動を早くして打っていこう」と助言をもらい「足を早く上げて長くボールを見て打つというのを練習から心掛けた」。この日だけでなく今キャンプは初日から頻繁に声をかけてもらっている。「練習がそのまま結果につながっている」。成果を実感する一日に本人も満足そうだった。
すでに藤本監督は外野3枠のうち左翼・栗原、右翼・柳田のレギュラー起用を明言。上林のほかに真砂、佐藤直、柳町が最後のイスをかけてキャンプインから争ってきた。そこに19日から一軍合流の牧原大が、右肩違和感の影響で本職の二塁からコンバートする形で加わることになったため激戦の度合いは増している。
対外試合が始まり、より「結果」が求められる中での3安打は極めて価値が大きい。「監督のために頑張るという気持ちは人一倍強い。絶対1年間守り続けたいと思います」と誓った上林。天性の打撃センスはいまだ開花しきれていない。「完成形」を共有できる数少ない指揮官に、恩返しの快音を奏で続ける。












