WBCの1次ラウンドを4連勝で終えた侍ジャパンの井端弘和監督(50)がマイアミに向けて一戦必勝を誓った。10日のC組ラストのチェコ戦(東京ドーム)は、打ちあぐねていた打線が終盤8回に大爆発。周東(ソフトバンク)の3ラン、村上(ホワイトソックス)の満塁弾などで一挙9点を叩き出して大勝した。

「まっすぐ、チェンジアップの見極めに打者が苦労した。苦しめられたが、なんとか勝ててよかった」と一息ついた井端監督。村上に待望の一発が出したことに「1本いいのを打ってほしいと思っていた。いいきっかけにしてもらえばと思う。時間はあるので、少しでも状態を上げていってほしい。また打線を活発にできるようにしたい」とさらなる奮起を期待した。

 この日は大谷翔平(ドジャース)、鈴木誠也(カブス)を休ませ、スタメンを外れていた選手を多く打席に立たせた。大谷については「投手の練習プランが入っていた。MLBのシーズンが始まった時の疲労も考慮して欠場にした」と説明している。

 準々決勝は14日(日本時間15日=ローンデポ・パーク)に行われ、相手はD組・ベネズエラとドミニカ共和国のいずれか。11日(同12日)に行われる両国の全勝対決の敗者と対戦する。どちらが来ても強敵に違いなく「ここで負けたら、というのがある。投手、野手の総力戦だと思っている。出し惜しみないようにやっていきたい。準々決勝そこだけをまずは考え、勝ったらまた次を考える」と集中して臨む。

 同時にこれまでの国際試合の傾向から、一発が雌雄を決すると見ており「相手も投手がいいし、強いし、長打がカギを握る。投手はそこを恐れずに攻めていって、打者は甘いところにきたらフルスイングしてほしい」と思い切りのいいワンプレーが明暗を分けると見ている。