2年連続のワールドシリーズ(WS)制覇を成し遂げたドジャースに、さまざまな情報が飛び交っている。チームの最大目標である3連覇に向け、懸案だったブルペン陣の強化などオフの補強が不可欠となっている。

 MLB公式サイトは29日(日本時間30日)、全30球団からトレード候補をピックアップし、ドジャースからはメジャー1年目を終えたばかりのダルトン・ラッシング捕手(24)が挙げられた。強打の捕手として期待され、2022年のドラフト2巡目(全体40位)で指名。今年5月にDFAとなったベテランのバーンズと入れ替わってメジャーに初昇格し、今季は53試合の出場で打率2割4厘、4本塁打、24打点の成績だった。

 同サイトは期待された打撃面について「期待外れ」と手厳しかったが「依然としてメジャー屈指の捕手有望株の一人」と評価は高い。しかし、本人の実力だけではどうにもならない問題もある。それがドジャースと正捕手のウィル・スミス捕手(30)との間で結ばれた長期大型契約だ。昨年3月に10年総額1億4000万ドル(約210億円=当時)が成立し、33年までスミスの立場は〝安泰〟となっている。

 実際に攻守における存在感は抜群で今季も110試合で打率2割9分6厘、17本塁打、61打点。WS第7戦の延長11回には決勝ソロをかっ飛ばし、チームを頂点に引っ張り上げた。現状はスミスに歯が立たない状態で、同サイトは「ラッシングの長期的なロースターの居場所は不透明だ」と指摘。「ドジャースの40人のロースターには他に捕手がいないため、急いでラッシングを放出する考えはないものの、彼を大型トレードの核として活用する動きがあっても驚きではない」と推した。

 米メディア「スポーティングニュース」も「ラッシングを大型トレードの核に据えれば、非常に大きな見返りを得られる可能性が高い。今後、彼の役割が明確化されない限り、来季のトレード期限を含め、彼の名前は頻繁にトレードの話題に上るだろう」と報じた。

 現状は控え捕手のラッシング。特殊なポジションに加え、攻守で上をいくスミスの契約が8年後まで保証されている中、どう存在感を示していくのか――。