ソフトバンクが台湾プロ野球(CPBL)の味全ドラゴンズから海外移籍制度を申請して日米争奪戦となっていた徐若熙投手(シュー・ルオシー=25)を獲得することが決定的であることが28日、分かった。3年総額15億円規模の大型契約を提示して、交渉権を獲得する見込み。実質的に一騎打ちの様相となっていたドジャースとの激しい獲得競争に終止符が打たれる形だ。

台湾の注目右腕だった徐若熙(ゲッティ)
台湾の注目右腕だった徐若熙(ゲッティ)

 ソフトバンクはシーズン中から城島健司CBO(49)が現地視察に赴き、継続的にスカウトを派遣するなど最速158キロ右腕を密着マークしてきた。メジャー10球団以上が興味を示す「台湾の至宝」に水面下でラブコールを送り、争奪戦を早くからリード。今月上旬には来日した徐若熙が球団施設を見学し、王貞治球団会長(85)と会食するなど熱意と誠意を示し続け、ドジャースが攻勢を強める中でも獲得競争のポールポジションを譲らなかった。

 今オフ、ソフトバンクの最大の補強ポイントは実力ある先発投手。徐若熙は今季19試合に登板して5勝7敗と黒星先行ながらも、防御率2・05の好成績をマークした。2023年の台湾シリーズではMVPを獲得。伸びしろを残す台湾球界を代表する右腕の獲得は、リーグ3連覇を狙うホークスにとってこれ以上ない補強となる。