ソフトバンクは20日のオリックス戦(みずほペイペイ)に4―5で敗れ、連勝は5でストップした。2位・日本ハムが勝利したことでマジックは「7」から変わらず。ゲーム差は「3・5」に縮まった。先発・上沢直之投手(31)は7回3失点の粘投を披露した。

 一球を悔いた。2点リードの4回一死一、二塁の局面、逆球になった変化球を若月に右翼テラス席へと運ばれた。逆転となる3ラン。右腕は「仮にホームランになったとしても、その球だったら仕方ないという球を選択するべきだった」と振り返ったが「起きてしまったことをいつまでも引きずっても仕方ない」と気持ちを切り替えた。結果的に7回を投げ切って3失点。味方が同点に追いつき、勝ち負けはつかなかった。

 登板前日には元チームメイトの中日・中田翔内野手(36)の引退試合が行われた。10年間、ともに日本ハムでプレーをした右腕も配信で引退セレモニーの様子を視聴。「本当に(勝負強い打撃で)勝ち星をたくさんプレゼントしてくれましたし、何より強烈なキャラだったので、一緒にやっていて面白かったです」と先輩への感謝を口にした。

 シーズン中盤、二軍戦での調整登板でナゴヤ球場を訪れた際には、直接言葉を交わした。「(会った時に)引退するという感じのことを言っていた。『花出せよ』と言われたので『考えときます』と返しました」と微笑ましいやり取りを振り返った。

 それぞれの道が分かれるシーズン最終盤。右腕は最後まで腕を振り続ける。