猛虎が蘇生した。阪神は18日のロッテ戦(甲子園)で8―1と大勝し、連敗を7で止めた。3回一死三塁から森下が右前先制適時打を放ち、これが決勝打に。先発・伊藤将は6回被安打9ながら1失点としのぎ、昨年7月6日のDeNA戦以来となる、今季初勝利でチームに貢献した。
試合後、藤川球児監督(44)は「人生と一緒ですね」とコメントした。ペナントレースも人生も山あり谷あり。終わらない苦悩や連敗はないことを結果で証明してみせた。
序盤は連敗中の重い空気が残っていた。初回、いきなり先頭・藤原の遊撃内野安打と悪送球が絡むなど一死三塁のピンチ。これを先発の伊藤将がしのいだことで、徐々に流れが阪神へと傾いていった。
1点リードの5回は中野と大山の適時打で2点追加。2点差の8回は近本、中野、森下の連続長短打、佐藤輝の19号2ランで5点のビッグイニングを演出し、完全に試合を決めた。
1番・近本が5打席、4打数3安打1四球、2番・中野は5打席で2犠打、2打数2安打1四球と塁をにぎわした。森下、佐藤輝、大山のクリーンアップは打点そろい踏みとそれぞれの役割を果たした。当然、勝利の確率は高くなる。
終わって見れば大勝となり、指揮官も「フラストレーションたまってましたからね。いつも通りにやっていれば、必ずそういうタイミングがくる。野球って面白いな」とエビス顔だ。
つないで打っての中野は7連敗のあと、重圧を1人で背負わず仲間を信じ、いい雰囲気で野球をやるという趣旨の言葉を残していた。それが言霊のように実現した試合後は「誰かが打てばどんどんつながって気持ちよく打席に入れる。これをいいきっかけにできれば」と笑顔で話した。
7連敗からのこの1勝で、藤川阪神はV字回復できるだろうか。












