ドジャースの大谷翔平投手(30)は8日(日本時間9日)の敵地アリゾナでのダイヤモンドバックス戦で9回に11号ソロを放った。直近6試合で4本塁打と量産モードだ。先日誕生した長女が活力になっているのは間違いない。そんな中、ドジャースナインは子育てをすることで予想される寝不足にどう“対応”するか注目している。睡眠時間をどう確保するのか。先輩のムーキー・ベッツ内野手(32)らに第1子の子育てを振り返ってもらい、新米パパへのアドバイスを聞いた――。
大谷といえば1日10~12時間は寝ることで知られている。2023年5月にセントルイスに遠征した際に侍ジャパンでチームメートだったカージナルスのヌートバーの誘いを「寝ている」と断り、話題になった。前日まで6戦4発と爆発しているが、ドジャースは今季最長の遠征10連戦の真っただ中で、ホテルで睡眠時間を確保していることも要因の一つだろう。
しかし、自宅に戻ると睡眠時間の確保が課題。夜泣きや夜中のオムツ替え、授乳などパパの任務は目白押しだ。
実際、パパ初アーチとなる7号先頭打者弾を放った4月29日(同30日)の試合後、真美子夫人と長女は入院しているにもかかわらず、「寝不足気味だけど、心地のいい寝不足というか、幸せな寝不足だったので球場でも動きは良かった」と明かしている。
これまで同様、しっかり睡眠時間を確保できるのか。パパの先輩に自身の体験を振り返ってもらった。
妻に任せてしっかり寝ていたのはミゲル・ロハス内野手(36)だ。
「正直に言うと、最初の頃は特に何も変えなかった。2015年で、自分のキャリアを築こうとしていた時期だったんだ。だから、妻が夜泣きとかオムツ替えとか、そういう大変なことは全部引き受けてくれて、僕がちゃんと睡眠を取れるようにしてくれたんだ」
マックス・マンシー内野手(34)は奥さんと共闘した。
「時には妻が僕に疲れてほしくないからと、別の部屋で寝ることもあったが、基本的には一緒に頑張ったよ。自分は予想していたより疲れていないと思った。父親になることがうれしくて仕方なかったから。もちろん、身体的には疲れていただろうけど、1日の中で動きは調整できたし、野球をやりながらもね」
タイミングが良かったと振り返ったのはトミー・エドマン内野手(30)だ。「ラッキーなことにオフシーズン、10月に生まれたから時間があったのと、手首の手術をしたばかりであまり何もできない時だったからタイミングは良かった」
エバン・フィリップス投手(30)は第三者を頼った。
「ロサンゼルスにいる時は、自分と妻が夜寝られるように夜の間はナイト・ナニーの助けを借りていたんだ。この仕事で成功するにはリカバリーや準備万端でいることがとても大事。寝ることは本当に必要なこと」
球団や子育てを経験したチームメートらに勧められて決めたそうだ。
「特にうちはシーズンの真ん中で生まれたからね。睡眠不足は自分には致命的だったから、(勧められて)一切迷わなかった」
極端だったのはベッツだ。「寝ないというアジャストをしたよ。この仕事をしていて、良い父親でいたいと思ったら、寝られるつもりでいちゃダメだ。子供がいる親なら誰もが睡眠不足だと思うよ、賭けてもいい」
それでは大谷へのアドバイスは…。ロハスは「どうするのか、こっちの方法、あっちの方法、どちらが良いかなど、しっかり選択することが大事だと思う。やり方に間違いはない」と指摘した。
マンシーは睡眠不足解消は「遠征の時が寝不足を補うチャンス」とするも「球場に来たらナップルーム(仮眠室)でちょっと仮眠を取ったり、とにかく小さな工夫の積み重ね」だと強調。
フィリップスは「(ナイト・ナニーを)強く勧めるよ。皆のためにいい。赤ちゃんにも、母親にも、父親にも」と断言した。
エドマンはスリープトレーニングを推薦した。「最初の3か月ずっと一緒の部屋で寝たよ。6か月で自分の部屋で寝かすようにして、一人で寝られるようになった」
ベッツは「特にないよ。自分のやり方でなるようになるけど、あまり期待しないこと。正しくあるべき、と思う必要もない。父になるのに正しいやり方なんてないからね。その瞬間瞬間を楽しんだらいい」と簡潔。最後は「寝ないこと」と締めくくった。
大谷と睡眠時間確保の戦いが始まる。











