西武・隅田知一郎投手(25)が26日のオリックス戦(ベルーナ)で7回7安打無失点11奪三振の粘りの投球で3―0の勝利に貢献。チームの連敗を4で止め、開幕から4連勝、防御率0・58はいずれもリーグトップに立っている。

 隅田は「シーズンでいいスタートが切れるようにと思ってオフシーズンを過ごしてきた。今のところ結果が出せていると思うので、5月もしっかりチームに貢献できるよう頑張ります」と力強くコメント。4年目で念願の2ケタ勝利、そして、その先の大目標「沢村賞」を見据えている。

 苦節4年、今の隅田の強みは自分の体の状態と常に向き合い、その変化へのケア、そして必ず来る〝疲れへの対応〟を予測し、準備していることだろう。

 隅田は「結果であまり良かった、悪かったではない。今はやりたいことと結果が伴っている感じ。状態がいいから、いいピッチングができるわけではないんで。その時の体で(やりたい動きが)できるか、できないか。先週とはまた体が違うので。そこを気付けるように練習で意識してます」と現状について語る。

 その日のコンディションやパ・リーグ6球場でそれぞれ違うマウンドの傾斜で修正するチェックポイントがあるという。「僕の場合はセットポジションの歩幅を指一本単位で変えています。傾斜があるので、歩幅を変えることで肩の高さも変わるんですよ。そこを自分の目線に合わせてから体を合わせている」という隅田。これから梅雨時期、夏場にかけて必ずやってくる〝疲れへの対策〟にも抜かりはなさそう。

「(3年間の経験で)ある程度、こうなってくるだろうなというものはある。そうなってくると対策もできますし。逆に違うもうひとつの悪いやり方があるんですけど、そうなってきた時にどうするかということを考えようかなと。まあ、そっちの方向には行かないように。悪くなってもこっち、というふうにはやっていきたい」

 コンディションが悪くなってきた時のサインは「マウンドからの見え方も変わりますし、投げ終わりとかも変わってくる。今は自分の感覚とは一致しています」という隅田は常に最悪を想定しながら、現在の自分と向き合っている。