西武・甲斐野央投手(27)が6日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)で移籍後初の古巣本拠地のマウンドに立った。

 場面は1―0と1点リードの8回だった。先頭の栗原をストレート1球で二ゴロに打ち取った甲斐野は、続く山川に159キロ速球を連発した後、5球目に160キロを計測。これが外角に外れ2―2からフォークをすくわれ三塁線を破る安打を打たれた。続く近藤の初球にも160キロを計測したが、ここは四球で歩かせ一、二塁とした。

 しかし次の正木をフォークで空振り三振に仕留めた甲斐野は、柳町を2―2と追い込むと最後は高めの空振りゾーンにストレートを投げ込み古賀の注文通り、バットが空を切りこのピンチを無失点で切り抜けた。

 ガッツポーズするでもなく、慣れ親しんだマウンドを降りたライオンズの背番号34。古巣ファンの前で見せた1回23球無失点2奪三振の恩返し登板だった。